自動車の部活がある


多くの大学には、自動車の部活があることはご存知でしょうか?
大学によって具体的な活動は様々。自動車に関する部活ではあります。
モータースポーツの大会で勝つことを目標にしていることが多いです。

ただし、フォーミュラ部やソーラーカー部とは違う部活です。
彼らはゼロから車を作っている部活ですが、市販車を操るのが自動車部です。

車部という仲間

自動車部員が自動車部のことを話すとき、親しみを込めて車部(しゃぶ)と呼びます。
ちょっと危ない響きを楽しんでるのではなく、ながいこと車部にいるとそこの仲間が、車部が家族のように感じられるからなんです。
家族のことをしゃべるのに”じどうしゃぶ”じゃちょっと長いから省略して、車部とよんでいます。

じつは車部の繋がりって全国的なんです。
全国的に自動車部はありますが、たいてい車部って言葉をつかってます。
例えば〇大車部さんとか他大の自動車部に話しかけにいくときも使います。そうすると腹をわって話せたりするんです。たいてい車部界隈は仲がいい前提で進んでいきます。
逆に、車部以外の車界隈は殺伐としていたりしなかったりするので、車部というだけで安心感がダンチだぜ。

今、モータースポーツを本気でやる意味

モータースポーツの大会にでることには大きな意義があります。

  • 部車を整備するなかで、機械を経験し、知識をつける。
  • 運転するなかでドライバーとしての技量を磨く。
  • 出会い(人も車も)

一つ目は経験知です。
学校で物理学的な座学の知識はつけられます。しかし、あなたが機械に強いかどうかは学校ではどうにもなりません。
機械に強くなる方法の一つが、経験知です。実際に自動車に触れて、初めて身につく知識があります。

二つ目はドライバーとしての技能です。
自動車は、普段の安全運転以外にもたくさんの可能性をひめています。
車体、エンジンの能力を引き出せる能力を身に着けることで、普段の整備、普段の運転に活用できます。
自動車で機械工学のセンスを身につけましょう。

一番大事?なのが出会い。
車好きと繋がりたい人にもおすすめですが、一生の友ができるのが部活です。学生のうちの思い出は一生の宝物。
先輩から車を買うってものよくあります。うちの部なら運が良ければ後輩価格で車が手に入ります。ゆずってくれた先輩も実は前はそのまた先輩から一年後期ぐらいに譲ってもらった。みたいに継承されてるわけです。

学生団体ゆえに、たくさんの大人とのコミュニケーションがとれます。OB、OBの同僚、スポンサー、他大車部、他大の車部OB..